インド産M10を使用した、思いのこもった自然石風のお墓。矢板市営長峰墓苑

宇都宮市・真岡市・鹿沼市・さくら市を中心にお墓や石材のお仕事をさせていただいております、みのわ石材店です。矢板市営長峰墓苑にて、インド産M10を使用した自然石風のお墓を建立いたしましたのでご紹介いたします。

 

矢板市営長峰墓苑 石碑:M-10 外柵:G623

 

ホームページを通じてお墓の建立をご相談いただきました。矢板市の市営長峰墓苑にお墓を建立したいとのことで、まずは現地でお会いしました。長峰墓苑は、当社から車で40分ほどのところです。

お客様はかなり具体的に理想のお墓のイメージをお持ちで、外柵の門柱の太さや大きさなども「このくらいで」とおっしゃっていましたので、その通りに採寸して図面を作成しました。外柵については、石の質量やボリュームが感じられる形で考え、図面を作成してご提案すると、数社の中から当社のデザインを気に入ってくださいました。石碑部分についても明確にイメージをお持ちでしたので、試行錯誤の末デザインを決定、工事を行いました。

 

お墓の中でひときわ際立っている石碑です。自然石風の特徴的なデザインは、「こんな感じで」とお客様が紙粘土で形を作ってくださったので、それを見ながら図面を起こしました。かなり具体的なイメージをお持ちでしたので、よりリアルに実際の完成時をイメージできるよう模造紙に原寸大で書いて、それをフリーハンドで修正していただいて調整しました。正面の文字と桜の彫刻の位置やレイアウト、山のようにとがった形、少し後ろに向かって傾斜している角度、背面の自然石風仕上げのコブ部分のボリュームなど、細部にわたって調整し、ご納得いただけるものが出来上がりました。

石碑に使用したのはインド産のM10という黒御影石で、棹石の正面は磨き仕上げ、台石部分や拝石は側面を自然石風のコブ出し仕上げとしています。花立や水鉢、香炉も磨いています。

 

右上の桜は、しだれ桜の立体彫刻です。細かい部分まで立体的で躍動感のある彫刻です。石碑に使用したのはインド産のM10は、黒一色ではなく石の模様が感じられる迫力のある石なので、フラットに彫るより立体彫刻の方が相性が良いと感じます。

 

外柵は、ボリュームのある門柱の正面にご家名のプレートを設置しました。宝珠の柱もある豪華な造りです。正面中央には、すべり止めも施しました。石碑はもちろんですが、この外柵もお客様がとても気に入ってくださったポイントでした^^

 

お客様は、「イメージ通り!」と大変喜んでくださいました。何とか正確にイメージを伝えようと、紙粘土で模型を作るなど一生懸命取り組まれているお姿に、私どもも何とかお応えしたいと精一杯お手伝いをさせていただきました。ご自分たちが将来入られるお墓でもありますが、なによりも亡くなった大切なご家族に安らかに眠ってもらいたいという強い思いが、ここまで懸命なお墓作りにつながったのだと思いますし、その思いで細部までこだわったからこそ、最終的にご満足いただけるお墓にすることができたのかもしれません。完成を喜んで下さっているお姿を見て、私どもも本当にうれしく思っております。このたびは当社にお墓の建立をお任せいただき、ありがとうございました。思いのこもった素敵なお墓を、どうぞ末永くお参りくださいませ。

自然石風のお墓は、ほかにはないこだわりのお墓にしたいという方には人気があり、度々ご相談もいただきます。天然の自然石をお墓にすることは難しさもあるのですが、現代の加工技術では、石材をあえて自然石のように加工して作ることも可能です。ご興味のある方は、ぜひ一度お気軽にご相談くださいませ^^