細部まで調整を重ねて完成したこだわりの洋型墓石。日光市寺院墓地

宇都宮市・真岡市・鹿沼市・さくら市を中心にお墓や石材のお仕事をさせていただいております、みのわ石材店です。日光市のお寺様墓地にて建立させていただいた、細部まで調整を重ねて完成した洋型墓石をご紹介いたします!

 

日光市 如来寺 石碑:G614  外柵:湖南623

 

ホームページをご覧になったお客様からお墓の建立をご相談いただきました。お電話のあとご来店くださって、「費用をできるだけ抑えて建てたい」とおっしゃっていました。日光市のお寺様に墓地があるとのことでしたので、まずは現地を確認させていただくため、墓地の場所を詳しく教えていただいて確認に向かいました。当社からは車で40分ほどでした。

現地確認をしてから、伺っていたご希望に沿って図面を作成してご提案しました。石碑の形などはある程度イメージをお持ちで、そのほかには「すっきりした感じにしたい」ともおっしゃっていたので、イメージに沿って図面を作成して調整を重ね、工事に入らせていただきました。

 

正面はお客様のご希望で「静偲」と彫刻しました。書体はお持ちいただいたものです。棹石の微妙なカーブも、「もう少しこんな感じで」とお客様がこだわられた部分で、何度も調整して完成しました。正面は額出し加工になっています。

後に屏風型の墓誌を設け、右端にお名前を彫刻しています。棹石で隠れている中央には塔婆立てがあり、「あまり目立たないようにしたい」というご希望でシンプルな構造にしています。

 

お参り部分です。お写真では分かりにくいのですが、お客様のご希望で、前仕切りの石がわずかに奥に傾斜していて、水が手前に向かって流れやすいようにしています。お参り部分の手前にブラストで3本のラインを入れてすべり止めとしています。こちらもお客様のご希望です。すべり止めのブラストは模様を入れることが多いので、お客様のオリジナルのすべり止めです。また、拝石の両脇に花の彫刻を入れました。

 

拝石横の彫刻です。左右対称に入れています。お客様が「これを彫れますか?」と心配そうに原稿をお持ちになったもので、「これなら大丈夫ですよ」とお預かりしました。

 

右側の彫刻です。薄く彫って、白色を入れて仕上げました。この部分に彫刻を入れるのはとても珍しい例です。

 

ご納骨の当日は、「きれいにできてますね!」ととても喜んでいただけました。「彫れるかな?」と心配しながら持って来られたお花もきれいに仕上がっていて、気に入っていただけたようで安心しました^^ とても熱心に、細かい点までこだわってお墓作りに取り組まれるお客様のお姿には、頭の下がる思いでした。喜んでいただけて本当によかったです。末永く、大切にお参りいただけますと嬉しい限りです。当社にご相談いただきまして、ありがとうございました。

今回は、お隣日光市でのお墓建立のご相談でした。当店は昭和15年の創業以来80年あまり、地元宇都宮はもちろん、たくさんのご縁をいただいて参りました。さらに近年はホームページを通じて、色々な地域の方からもお声かけいただけるようになりました。おかげさまで建立や修理、お墓じまいなど、多岐にわたってご縁をいただくことができ、大変ありがたく思っております。こうしてつながるご縁は、お客様にとってはもちろん、当社にとっても一期一会の大切なものです。たくさんの方に喜んでいただけるよう、これからも一件一件を大切に、誠実に取り組んで参ります。