風化の上、台風で破損してしまった安全観音様像を、白御影石で再建立。宇都宮市平出工業団地、企業様工場敷地にて

宇都宮市・真岡市・鹿沼市・さくら市を中心にお墓や石材のお仕事をさせていただいております、みのわ石材店です。宇都宮市平出工業団地の企業様工場敷地に、安全観音様像を建立させていただきましたので、ご紹介いたします!

 

【宇都宮市平出工業団地 日伸工業様 安全観音様像の再建立】

 

ホームページを通じて、宇都宮市平出工業団地の企業様よりご相談をいただきました。平出工業団地は、当社から車で20分程度のところにあります。さっそく現地確認と、お話を伺いに向かいました。

 

こちらは、工場敷地内にある安全観音様の石像です。地元の石、大谷石で作られていました。大谷石は、宇都宮市の北西部にある大谷町で採掘されている石で、加工しやすいという特徴から昔はこうした石像なども作られていました。

月に一回、社員の皆様で手を合わせて大切にお参りされているそうなのですが、建立されてからかなり長い年月が経って風化が進み、しかも台風で頭が取れてしまって、痛々しい姿になっていました。

 

全体的にずいぶん風化が進んでいたこともあり、お客様は修復ではなく新しくお作りすることをご希望でした。工事に入る前に、お経をあげていただいて閉眼供養をいたしました。その後、観音様像や台座などをすべて取り外します。

 

新しい観音様の据え付けが始まっています。観音様を設置する台座までを据え終わり、これから石像のすぐ下の蓮華を据えます。免震用のパッドとボンドを使用して、しっかり接着します。

 

参道の先に、白く美しい観音様像が完成しました!

 

石像の寸法は4尺(1m20cm)、台座部分は約1m強ほど、総寸法で約2mの観音様像です。すべて白御影石製です。お顔や着物などの細かいところも、繊細な加工で表現されています。石像の下に蓮華の花の形の台座、その下には石組みの台座を設置しました。

 

台座部分です。以前からあったコンクリートの土台に一番下の芝台をしっかりと設置し、その上に3層の石積み、上台を設置しました。表面はすべて、ごつごつした自然のままのような質感で仕上げています。また、角の部分は4辺を直角に切り取ったよど切り(江戸切り)です。側面にはこのように、建立年月を黒御影石に彫刻して取り付けました。

 

入魂式の当日は、以前から使われていた黒御影石のお花立にお花を供えました。(後日、白御影石製でお作りしました) お客様には、「施工もしっかりしてもらったし、これで安心です!」と喜んでいただけました。とても大切にされてきた観音様像が破損してしまって、社員の皆様も心を痛めておられたのではないでしょうか。新しく生まれ変わった観音様は、これまで同様、末永く皆様を見守ってくださると思います。

今回お世話になった企業様は滋賀県に本社があり、この宇都宮工場も建てられてから50年ほど経っています。そして以前の観音様像も、それと同じくらい長い間皆様でお参りされてきたものでした。総合精密プレス部品メーカーとして自動車部品等を作られている企業様ですが、そうした商品を取り扱う機械化の進んだ会社でも、昔ながらに安全観音様に日々お参りをして、事故がないように真摯に取り組んでいることには、とても感動しました。このたびは、当社に安全観音様像建立をお任せいただきまして、ありがとうございました。もし何かお手伝いできることがこざいましたら、いつでもお声かけください!